運命の人 74
 
 
 
・・・ドキドキする!!
寝室の扉をあけると見事なキングサイズのベッドがきれいにメイキングされている。
 
あのコテージに泊った時くらいに緊張してるかも!!
 
入口で突っ立ったままのつくしに
 
「何固まってんだ?今更緊張してんのか?」
 
にやりと口元をゆがめる。
 
「ち・違います!!さっ寝よ!!明日も早いし!!」
 
シーツの間に飛び込む様に入る。
自然と司に背を向ける格好になった。
 
緊張しすぎてまともに顔を見れない・・・!!
 
背後で動く気配を感じると、腕が後ろから包み込むように巻きついてきた。
ギュッと抱きしめられ、かすれた声が耳元に響く。
 
「ダメか・・・?」
 
心拍数が一気に跳ね上がった。
 
「・・・えっと・・・。」
 
グルンと体の向きを変えられ、切ない目をした司の視線と交差する。
 
「え・・と・・」
 
言葉が旨く出てこない唇を司の唇が優しく塞いだ。
 
 
 
触れるだけの優しいキスから段々と深くなっていく。
牧野の舌を絡め取ってくちゅくちゅと音を立てる。
 
・・・んっ・・ふぅっ・・んん!
 
鼻から抜ける牧野の声に自分が抑えられねーほど興奮していく。
やっとのことで牧野の口を解放してやると、目を潤ませて見つめてやがる。
 
これが煽ってんだよ!!
無意識でやりやがって。
まるで10代の盛りのついたガキみてーに暴走しそうだ。
 
「ハァ・・ハァ・・ど・どう・・みょう・・じ・・」
 
頭を両手で抱え込み
 
「名前で呼べよ・・・。」
「え・・!?」
 
真っ赤になってやがる。
クッと喉の奥で笑いが漏れた。
 
「・・・つくし・・・愛してる・・・。」
「ど・・・つ・つかさ・・・あたしも・・・あ・いしてる・・・。」
 
視線を絡ませたまま牧野の唇にもう一度キスを落とした。
 
つくしの服の上から手を滑らせていく。
 
「つ・司・・・あの・・その・・・何年も・・その・・・ないって言うか・・・。」
 
真っ赤になって何を言おうとしているのかわかり、
 
「俺もだよ・・・。マジ嬉しい・・・。」
 
服の上をさまよっていた手の動きを止め、ギュッと抱きしめた。
 
「すっごく緊張してんの・・・。」
 
胸元で牧野の声が振動する。
 
「わりい・・・。俺も余裕ねえわ。優しくするように気をつけっから・・・。」
 
つくしのパジャマの上着の裾から手を入れてなめらかな肌の上に手を滑らせる。
 
「あっ・・・!!」
 
敏感なところに擦れたのかビクリと身体がしなった。
 
やべー止まんねー!!
 
「止まんねーかも・・・。わりいつくし・・・っ!!」
 
切羽詰まった声にゾクりとつくしの身体が震える。
もどかしげにパジャマの前ボタンをはずし、器用にブラのホックをはずす。
ズボンも一気に引き下ろすと、つくしは下着一枚だけの姿になった。
つくしを組しいたままの司もすぐに脱ぎ捨てた。
 
ゆっくりとつくしの肌に自分の肌を重ねる。
 
あったけえ・・・。
 
 
昔と変わらない真っ白な肌に手を這わす。
 
「んっ・・・」
「・・・つくし・・・。」
 
柔らかな膨らみを優しく揉みほぐしていく。
 
「・・ぁ・ん・・・つ・かさ・・・。」
 
その声に我慢が出来なくなって頂きに唇を落とすと、ビクンっと牧野の身体が反応する。
チュパっと音をたてて何度も吸いつく。
その度に、つくしの口から甘い声が漏れる。
下半身にドクドクと血が集まっていくのがわかる。
つくしの唇を親指で撫で、あいたその隙間から舌をねじ込んだ。
 
「ぁふっ・・・んっ・・・んぅっ!!」
 
オズオズと絡めてくるつくしの舌を執拗に吸い上げ
ぴちゃぴちゃとこれからの情事を連想させるような動きを繰り返す。
飲みこみきれない唾液がつくしの顎へ流れ出ていく。
 
 
 
「・・・はぁっ・はぁ・・・つくし・・」
 
司の手はわき腹から、中心の窪みを通り茂みへ移っていく。
長い指が秘所へ到達し、潤みきった場所をゆっくりとまさぐっていく。
 
「あぁんっ!!」
 
静かな部屋につくしの声が響く。
ベッドサイドのほのかな明かりでもわかるピンク色の肌。
 
「つくし・・・すっげぇ濡れてんだけど。」
「や・やだっ!!」
 
閉じようとする足の間に自分の体を割り込ませ、両足首を持ち上げ胸元につくくらいに折り曲げる。
 
「やだっ!!やめてっ司!!あぁっん・・・!!」
 
じゅるじゅると音を立てて秘所を貪るように吸いつくす。
ビクビクとつくしの下半身が跳ねる。
 
「・ん・・・っ!!」
 
自分の動きに素直に反応するつくしに嬉しさがこみ上げる。
数年前と何も変わらない反応・・・。
それにもほっとする。
 
「つくし・・・可愛いよ・・・。」
 
足の間からつくしの表情を覗き込む。
 
「つ・かさぁ・・・。」
 
恥ずかしいのか両手で顔を隠す。
 
「顔見せろよ・・・」
 
腕をつかみ、指を絡ませる。
 
「司・・・。」
 
潤んだ目で見つめてくる視線に我慢の糸が切れた。
 
「わりいつくし・・・。」
 
絞り出すように一言だけ呟くと、自身に右手を添え、つくしの秘所に先走った液を擦りつける。
その感触にさえつくしはビクビクと腰を揺らす。
限界・・・。
グッとつくしの腰を掴み入口にあてがうと、一気に侵入を試みる。
 
「きつっ・・・つくし・・力抜け・・・。」
「んっ・・・。」
「締め付けんじゃねーよ・・・。」
 
苦悶の表情でつくしを見つめると
 
「締め付けてなんか・・・な・いっ・・・あぁ!!」
 
最奥まで貫くと襞が絡みついてきて・・・全部持って行かれそうだ・・・。
ゆっくりと奥を掻きまわし、つくしの中を堪能する。
入口まで抜いて、ゆっくりと最奥まで侵入する。
 
「はぁ・・・はぁ・・・・あん!!」
 
出し入れするごとにジュプジュプといやらしい水音が部屋に響く。
 
「お前・・・壮絶にいやらしい顔してんぞ・・・。」
 
切羽詰まったかすれた声で耳元で囁くと、ビクッと震えながら
 
「やだ・・・ぁそ・んなこ・とない・・・」
 
そういいながらも腰は俺の動きに合わせて動いている。
 
「煽んじゃねーよっ・・!」
 
ガンッガンッと何度も最奥までを貫く。
 
「ひゃぁ・ぁ・・!!や・もう・・むり・・・っ!!」
「まだだっ・・!」
 
つくしの腰を力強く手繰り寄せ、更にスピードを上げひたすら最奥をえぐるようにつき上げる。
 
「やぁぁぁ〜っ!!」
 
限界が近いのかつくしの襞が更に俺を締め付けだした。
 
「はぁ・・はぁ・・つくし・・・イケよ・・・。」
「ダメっ!!あぁ〜っ・・・い・イクっ・・・!」
 
ビクンビクンと痙攣をしているつくしに構わず更に打ち込む。
 
「ヤダ・・・つかさ〜っ!!もうダメ・・・っ!」
 
イッたばかりの身体に更に追い打ちをかけるとガクガクと身体を揺さぶられながらも反応を返してくる。
 
「クッ・・・きつすぎ・・。」
 
グリグリと奥を刺激しながら襞をこすり上げると、またつくしの襞がざわついてくる。
 
「つ・司!!へ・変になっちゃいそう・・・!!」
 
自分の限界も近くなり息が上がって来た。
 
「いいぜ・・・。俺の前だけならな・・・。クッ!!」
 
我慢の限界で眉間にしわが寄る。
 
「イクっ・・・司・・・」
「俺も限界だ・・・」
 
互いの指を絡ませギュッと握りしめ合う。
気力を保ちながら、つくしのポイントを擦り続ける。
 
「司・・・!!イクぅっ!!」
「はぁっ!!」
 
ヒクつくつくしの中で、バクンとはじけた。
その中へ白濁とした液を大量に注ぎこんだ。
 
 
はぁ・・はぁ・・
 
つくしの上に覆いかぶさりながら肩で息を整える。
 
「つくし・・・愛してる。」
「つかさ・・・あたしも愛してる・・・。」
 
つくしの言葉にまだ入ったままだったものが力を取り戻す。
気付いたつくしは
 
「ちょっと・・・つかさ・・・っ」
 
身をよじって逃げようとするが、
 
「逃げんな。」
 
がっちりと腰を掴まれ、刺さったまま身体を反転させられた。
 
「ま・まって・・・!!」
 
焦るつくしをよそに
 
「待てねぇ・・・。」
 
一言だけ囁くと、息の整ってないつくしをまたガンガンと後ろから攻め続けた・・・。

 

 

濃密な空気が部屋に立ち込めていた。

 
 
 
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